ホウ酸処理 「ボロンdeガード工法™」
ホウ酸は、木部に処理すると腐らなくなり、害虫にも食べられなくなり、結果的に地震時にも強い住宅を実現する優れた木材の保存剤です。
<長期優良住宅に適合>
•ホウ酸は木部から無くならない限り、ずっと効果を発揮し続けます。
•木材に含ませるホウ酸量により、その効果が決まります。
•木材に含ませるホウ酸量はホウ酸濃度とその処理量に比例します。
•効果=ホウ酸の濃度×処理量+雨対策。


本来、日本の住宅は、諸国に比べて厳しい建築基準法をクリアするために素晴らしい技術で作られています。
それなのに、平均寿命は30年と言われています。これではローンの支払いが終わらないうちに建て替えなければならないということになります。
その要因を大きく占めるのが、湿気雨漏りなどにより活発となった腐朽菌により木部が腐り、キクイムシ等の木部を劣化させる害虫類に蝕まれ、そして、私達が気づかないうちに被害が進行しているシロアリによる食害があげられます。また、昨今では、これまでの日本のシロアリ対策を覆して猛威を振るっている、外来種のアメリカカンザイシロアリの被害エリアの拡大があります。
その全てを、ボロンdeガード工法™で予防することができます。
「ホウ酸」の持つ力
自然界、身の回りのどこにでもある鉱物で、透明無臭で空気中に揮発もしません。安心安全、シックハウス症候群も起こさない、人・環境にやさしい自然素材です。そして、効果は水(雨)分で流れ出ない限り、恒常的に作用し続け、大切なおうちを守るバリアを維持します。

木材を劣化させる生物のホウ酸に対する耐性は、アメリカカンザイシロアリ(を耐性値1.0として) ≒ 腐朽菌 ≒ キクイムシなど < ヤマトシロアリ・イエシロアリ(耐性値3.0ほど)とされ、イエシロアリに効力を発揮すれば、木材を劣化させるすべての生物の活動を恒常的に止めることができます。 ボロンdeガード工法™は、イエシロアリの耐性をはるかに超える濃度で処理ができる、無比無類の防腐防蟻の工法です。
現在一般的に木造住宅を建築するときの防腐防蟻処理は、合成殺虫剤で行われていることがほとんどです。もとは自然界にあった虫除けの効果をもつ植物などの成分を化学的に合成したものなどがあります。収納などに使う防虫剤もこの類で、虫、環境、そして人や動物にも強すぎるその作用のため、かならず数年で分解されるようにできています。つまり数年後には何もバリアが施されていない無防備な状態となってしまいます。
効果の消えた数年後、生活が始まってしまっている住宅の柱や壁の中の木部全てに再度薬剤の処理をする事が難しいことはいうまでもありません。ここに再処理不要のボロンdeガード工法™を選んでいただく正しい理由があります。
<地下シロアリと乾材シロアリ対策>
~新築だから、できること~
主にはホウ酸を含む原料を高濃度水溶液にして、噴射や塗布する手法でホウ酸を木部に含ませます。ボロンdeガード工法™は、高濃度のホウ酸をいかに木部に含ませるかというアプローチの技術に集約されています。
ボロンdeガード工法™は、水溶液での処理のほか、手の届かないところなどに確実に処理するために、粉状のものを噴射して隅々まで処理する方法(実用新案登録)や、屋外の風雨にさらされる木部には固形状のものをあらかじめ木部内に施し、雨や湿気の水分量に応じ滲みださせる工法等、ニーズを幅広くカバーするバリエーションがあります。
また、中古住宅(引き渡し後)のヤマトシロアリ・イエシロアリ対策は、まず外回りや床下などのチェックをします。そこでシロアリの被害が確認されなければ予防としていずれかの手法で施工となります。その時点でシロアリの被害があった場合は水溶液による特殊工法で駆除をしてから予防の施工作業となります。